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キッズスター入社3年間のふりかえり

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春ですね 🌸 先日、キッズスターが入居している世田谷ものづくり学校に隣接している世田谷公園で、お花見ランチをして来ました。ちょうど、春休みの時期だったので、子どもたちがワイワイ遊んでいて、見ているだけで癒やされました。

さてさて、実は、2018年3月9日付けで、キッズスターに入社してから3年が経過していました。つまり、キッズスター4年生になったわけですね〜!ということで、入社3年間を駆け足でふりかえってみたいと思います 😎

❤️ 入社当時の思いと今の思い

入社当時に書いた記事がこちらです。

blog.fakestarbaby.com

今思い返してみても、運命的な出会いだったなと思うし、この選択は間違っていなかったなぁという思いがあります。

子どもたちを笑顔にするために、もっともっと突っ込んで、色々とやってみたい!という強い思いが今の自分を突き動かしています。

入社当時の思いはとてもシンプルですね!

驚くことに、入社して3年が経過した今でもこの思いは全く変わっていなくて、むしろ、まだまだ、やれるぞっ!もっともっと〜!という思いが溢れている感じすらあります。もはや、自分の中で「絶対に揺らがない決意」みたいなものになっていて、いつでも、この思いに突き動かされながら行動している自分が居ます。

💻 エンジニアとして取り組んだこと

普段、そこまで、エンジニアっぽさが出ていないこともあって、コードなんて書いていないのでは?と思われがちなフシがあるんですが、一応、コードも書いているんですよっ!

ということで、今までに携わったプロダクトを、ざっと書き出してみました。

Unity × iOS / Android アプリ

Unity × Kinect

  • 大激走!フリフリコースター > 新規開発

Unity × ScanSnap

  • ディノアミーゴス > 新規開発
  • ディノクラフト > 新規開発
  • ディノレース > 新規開発

Cocos2d-x × d キッズアプリ

サーバサイド

その他

  • 映画連動アプリ > 新規開発
  • TV 連動 AR アプリ > 新規開発

大小様々ではありますが、3年間ともなると、やはり、それなりのプロダクト数になりますね。

臨機応変に担当するプロダクトを乗り換えていたので、Unity と Cocos2d-x と Web API を行ったり来たりしていることが多く、なかなか、スキルが定着しなかったように感じています。

Unity に関して言うと、当時は、オレオレフレームワークを採用していたこともあり、Unity の本質的な部分の理解に踏み込まなくても、何となく動くものが作れてしまうという状況にあったことも、スキルの定着を遠回しにしてしまっていたような気がしています。オレオレフレームワークの習熟度だけが上がって行く、というイメージですね。

上記以外のところで言うと、属人性を減らして作業を分担出来るようにすることにも取り組んでいました。それでも、特に、もんりぃ(@monry) の属人性が高過ぎるせい(スーパーマンなせい)で、剥がしても剥がしても隠し球が出て来るので、未だに剥がしきれていないんですが・・・。

あとは、キッズスターでは、企画の初期段階からエンジニアも参加することが出来るため、プロダクトをゼロからみんなで作り上げて仕上げて行くところをたくさん経験出来た、というところは、自分的には大きな成果だったかなと思っています。1人で開発する壁みたいなところを打破するために、チームで開発出来る環境を選んだということもあったので。

やっぱり、一人で作るよりも、圧倒的に色んな意味で良いものが作れますね。前職のときに開発していた知育アプリと比べると、圧倒的にクオリティも良く、1人では到底作り得ないものを提供出来ていると思います。

😍 エンジニアとしての価値を実感する

そして、エンジニアとして大きな転機となる一日もありましたね。少しだけ、この記事でも触れています。

blog.fakestarbaby.com

自分たちで考えて作り上げたサイネージアプリをプレイするためにわざわざ並んでくれて、ドキドキワクワクしながら自分の番になるのを待ってくれて、一生懸命プレイして楽しんでくれて、笑顔がたくさん生まれる場所になっていたんです。本当に感動して涙が出そうになりましたよ、嬉しくて。あんなに疲れた仕事をしたことはなかったし、あんなに充実感に溢れた仕事をしたこともなかった。本当に最高の日でした。あのときの感動は、ずっと自分の胸の奥に刻まれていて、あのためにまた頑張ろう!という気持ちを今も持ち続けています。

今でも鮮明に覚えているんですが、自分が価値を提供出来る存在であるということを、リアルに自覚することが出来た瞬間でした。この仕事において、自分に自信を持てるようになったのも、このころからかもしれません。

🕊 エンジニアという枠組みの外に出る

さて、もちろん、私は、エンジニアとして会社に雇われているわけなんですが、いざ、この3年間を振り返ってみると、実に、色んな動き方をしていたような気がします。

基本的には「会社のためになることで、自分に出来ることがあるのなら、何でもやるぞ〜!」という精神です。会社にそういう役割や動き方を指示されたわけではなく、あくまでも、自発的に、出来る範囲のことをやって来ました。キッズスターという会社が好きなので、会社のためになることをしたい!良くしたい〜!という一心ですね。

技術はもんりぃが、それ以外全部を私がやる、みたいな役割分担が出来ていて、世間一般で言うと VPoE 的な役割に該当するかもしれませんね。役割として与えられているわけではないので、今はもう、みんなそれぞれが帽子を付け替えて臨機応変に動く、みたいな感じになっています。

というわけで、エンジニアとして仕事をする傍ら、会社、プロジェクト、開発チームをより良くするためにはどうしたらいいんだろう?なんてことを考えながら、ただただ、がむしゃらに色んなことに取り組んたことをふりかえってみます。

🏡 リモートワーク導入

リモートワークに対する理解ゼロの状態からリモートワークを導入して、今では、ほぼ全員が任意のタイミングでリモートワークをしている状態にまでなりました。

こんなインタビューを受けたこともありましたね。このころはまだ、リモートワークを試し始めたばかりで、社内に広めて行くぞー!と意気込んでいたフェーズですね。当時は、ここまで、リモートワークが浸透するとは夢にも思っていなかったので、本当、嬉しい限りです。リモートバンザイ!

fledge.jp

リモートワークに関しては、個人的に思うことがあり、こちらの記事でもまとめています。

blog.fakestarbaby.com

とは言え、最近では、みんなに会うために出社することも楽しくって、リモートの割り合いとしては、週の半分くらいになっているとバランスが取れていいのかなぁ〜と思います。

🌈 技術顧問就任

エンジニア採用を推し進め、エンジニアチームをより強くするために こっしー(@ppworks) に技術顧問として力添えをして頂くように尽力しました。

私とコモンの馴れ初めなどは、こちらで紹介しています。

blog.fakestarbaby.com

コモンのお陰で、エンジニアたちは圧倒的に成長している感があるし、中のひと目線じゃない外のひと目線でバンバン指摘してくれるので、色んな気付きがあります。

コモンと一緒に仕事を始めてから、まだ、1年と少ししか経ってないことに驚きを覚えつつも、それは濃ゆい1年を共にしたからだ!ということで、今年もまた楽しみですね。

会社としても、チームとしても、また、自分自身としても色んな課題が山積みで大変な状態ではありますが、これからも、エンジニアチームのメンターとして宜しくお願いしますっ!

🐥 esa 導入

esa を導入して社員全員分のアカウントを発行して、今では、業務で日常的に使われるまでになりました。

esa を導入してしばらくは、上手く情報共有を回すことが出来なくて、一人、自分の日報を眺めては涙で流していたという時期もありましたね。詳しくは、esa 社のインタビューで語っています。

docs.esa.io

ここでは余り語られてはいませんが、まだまだ、課題はたくさんあるので、一つ一つの課題と向き合いながら、ヨサ溢れる感じにして行きたいな〜と思っています。esa 楽しいよ、esa 🐥

👂 共有会

以前は、経営陣と直接対話する場はありませんでしたが、お互いの考えていることを知るための場として、色んなことを共有し合う会を隔週で設けて実施してきました。各セクションのコアメンバーが参加して、色んな課題に対する議論をする場になっています。経営に関する熱い議論がされることもありますが、何もなかったころに比べたら、議論が出来ている時点で全然マシです。

ただ、最近では、隔週では議題の議論が間に合わないくらいのスピード感になってきているため、今週からは、毎週、1時間ずつでやって行こうと考えています。お互いの距離感を保つためにも、会社の透明性を担保するためにも、課題に確実に向き合うためにも、隔週でやるより、毎週、短い時間でも開催する方がヨサソウなんですよね。これは、今後も継続して実施して行きたいなと思います。

エンジニア採用

今までは、チームがスケールするフェーズを経験したことがなかったこともあり、採用自体に関わることはありませんでしたが、キッズスターでは、エンジニアの採用を任せてもらえることになりました。まさか、自分が採用に関わる人生が訪れるとは、夢にも思っていませんでしたけどね。

知見も何もない中、恐れずに前に進めたのは、一緒に働く最高の仲間を見つけたい!という強い思いと、コモンの支援があったからこそだと思います。

コモンは、前職でこのような記事を書いており、採用に関する実績と知見があり、頼りまくりました。

japan.zdnet.com

採用活動を始めてからは、自分のこと、エンジニアチームのこと、会社のことを広く伝えるため、エンジニアの募集記事を書き起こしたり、たくさんのひとに出会って色んな話しをしまくりました。こんなに色んなひとと会って話したことって、ほかにないよなぁ〜という感じです。

大きな会社ではないので、募集に対して、そこまでたくさんのひとが来てくれるわけでもなく、もどかしい思いをする時期もありましたね。

採用は、ひととひとの出会いであり、お互いの人生に関わる重要なイベントなので、いつも、そわそわしてしまいます。どういうひとなんだろうな?という期待感とか、上手く会社のことを話せるかなとか、相手のことを理解出来るかなとか、我々のことを理解してもらえるかなとか、色んな気持ちが錯綜するんですよね。でも、そのくらいの緊張感がちょうどいいのでは、という気もしています。

キッズスター、気になるんすよね〜っていう Unity エンジニアな方が居ましたら、ぜひ、ご連絡をお待ちしています〜!

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プロデューサー、Unity デザイナーやイラストレーターも募集していますので、もし、周りに子ども向けプロダクトに興味あるひとが居たら、ご紹介して頂けたら嬉しいです!是非〜!

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👀 開発定例 / KPT

毎週の開発定例の中で、エンジニアと個人 KPT をする時間を設けて実施して来ました。コモンの導きによる影響が大きいのですが、この個人 KPT によって、エンジニア全員、大きく成長出来たのではないかな〜と思います。この短期間でここまでひとは成長出来るのか!と見違えるほど、成長したエンジニアも居ます。

また、この個人 KPT で出た課題を解決しようという動きもしていたため、その中の一貫として、リモートワークの推進だったり、GitHub & Waffle.io 導入の推進だったり、プロジェクトの KPT 実施だったり、業務改善のトリガーになるものもいくつかありましたね。

今は、最近、入社した ととちゃん(@lycoris102) の個人 KPT と、プロジェクトの KPT を実施しています。プロジェクトの KPT に関しては、その内、ととちゃんがブログ記事を書いてくれたらいいなぁ。(プレッシャー)

追記: 2018/04/05 (木)

どうやら、ととちゃんが記事を書いてくれたみたいなので、リンクを貼っておきます!(サンクス!勉強になります!)

lycoris102.hatenablog.com

🌟 そして、キッズスター4年生

上手く行ったことも、上手く行かなかったことも、たくさんあったけど、どれも今までの自分が経験したことがないことばかりなので、そういう意味では、スゴく貴重な時間を過ごせていたな〜と思います。

それを生かして、キッズスター4年生をどう過ごそうか、というところですね。

😋 今後、取り組んで行きたいこと

最近は、ごっこランドに標準を合わせて事業を進めていることもあって、スキルは、Unity に一本化されるようになってきました。また、オレオレフレームワークを捨てて Clean Architecture を採用することで、Unity 本来が持つ機能を活かしながら開発が出来る状況になりました。というわけで、やればやるだけ自分のスキルアップが望めるし、何より Unity に詳しいもんりぃが側に居て何でも悩みを聞いてくれるところに有り難みを感じているので、やるぞ〜!という気持ちでいっぱいです。

あとは、最近入社したととちゃんは、前職で KPT やふりかえりをガンガン回してファシリテーションしていた実績があるので、その辺も、彼から上手く盗んで自分のものに出来たらいいなぁと思っています。

一番成し遂げたいことは、やっぱり、うん、パビリオンをたくさん作って、もっともっと、たくさんの子どもたちに楽しんでもらいたいってことですね〜!

課題は山積みで考えなくちゃいけないことも、やりたいことも、やらなくちゃいけないこともたくさんあって、頭を抱えるシーンは多いけれど、それでも、今の仲間となら、乗り越えて行けるという確信があります。それくらい頼もしい仲間たちだと思っているので、協力して、より良いプロダクトを子どもたちに提供して行きたいなと思います。

より良く!より良くだー!

やるぞやるぞ〜っ!

✨そして、息子も小学生に!

入社日である3月9日は、息子の誕生日でもあります。当時は、フルリモートから出社するスタイルに切り替えたばかりだったので、「パパ!どこへ行くの!」と泣きわめいて、窓にすがりついていた光景を思い出しますね。

今ではもう随分と大きくなり、小学生になるとか、ちょっと時間の流れがよく分からない感じですが、息子の成長に負けないように、パパも頑張ろうと思います!