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『RSpec による Rails テスト入門』を読みました!

『RSpec による Rails テスト入門』

2014/02/28 に正式版が公開されたばかりの電子書籍です。

RSpec による Rails テスト入門

なぜ、読もうと思ったのか

ここ最近、Ruby や Rails とは少し離れた環境でプログラミングをしていることもあって、もはや、RSpec の知識があやふやになっていました。もう一度初心に返って勉強をし直したいなと思っていたところに、ちょうど良くこの書籍が発売されたわけです。値段もお手頃だし、電子書籍なので買ってすぐ読めるということもあって、発売されてすぐに買いました。

メモメモ

幾つか、個人的に気になったことをちょこっとメモしておきます。

より良いテストを書くコツ

  • 期待する結果は能動系で明示的に記述しよう。
  • 起きて欲しいことと、起きて欲しくないことをテストしよう。
  • 境界値をテストしよう。
  • 可読性を上げるためにスペックを整理しよう。

RSpec が提供するデフォルトのマッチャを知りたい

Faker を利用してデータをマスクする

Factory Girl の利用方法をもっと知りたい

Capybarafill_in の引数に渡す優先順位

  1. プレーンテキスト
  2. CSS
  3. XPath

Web サービスをテストする

どのスペックから書き始めるべきか

  • フィーチャスペックから書き始められるようになるのが、身に付けるべきスキルである。

分かりやすさがハンパない

あまりまとまった時間が取れなかったので、細々と少しずつ読み進めて行きました。全体を通してそんなに長くは無いし、各章も区切りが良いので、割りとすぐ読みきれる印象です。

RSpec のセットアップから、モデル、コントローラ、フィーチャスペックに加えて、Factory GirlFaker によるテストデータの作成、TDD の練習まで、RSpec による Rails のテストに必要となる基本的な知識は網羅されているように思いました。

それよりも何よりも、分かりやすさがハンパないです。これから RSpec の勉強をするのなら、まず、この本を読もう!と自信を持って薦められる一冊です。そのくらい、文章もコードも、説明の流れも明快でとても分かりやすかったです。

マジでオススメです。

まだ全てを理解しているわけではないのでけど、これからも何度も読み返したり、たまにふっと見返してみたりしたい一冊です。

余談

著者の一人であるソニックガーデンの伊藤さんのブログでは、この書籍を発売するぞ!と意気込んでから、実際に正式版を公開するに至るまでの舞台裏が惜しげも語られているので、これも合わせて読むと更に面白いと思います。特に、幻のあとがきがステキでした。