2012/02/22(水)に VOYAGE GROUP で開催された、すくすくスクラムに参加したよ!
すくすくスクラムへの参加は初めてだったのだが、今回はアジャイルサムライの翻訳者である西村さん、角谷さんによるインセプションデッキのお話しだったので Shinjuku.rb を蹴ってまで参加した。Shinjuku.rb の皆様、申し訳ない。
インセプションデッキ
これには自分の経験と照らし合わせても、十分過ぎる程に共感した題材だ。昔の記事でも書いたが、一度サービスを作って失敗した経験があると、より一層、その大切さや有用性が身に染みて良く分かる。
という事で、これは是非とも話しを聞くべきだと思った。
上手に作るコツ
今回のセッションでは、インセプションデッキを上手に作るコツを紹介してくれた。
テーブルに座った人同志でワークショップを行いつつ、付箋を使ってインセプションデッキを体験するという感じ。一つのテーマにおいても、人が違うと意見も全然違う。皆がプロジェクトにおいて何を重要視しているのかも、全く異なる視点でこれは面白かった。
プロジェクトを始めるにあたって、一番自分が重要視すべきだと考えている事は、誰のどんな問題を、どうやって解決するのかという事だった。誰の問題も解決しないモノ、あってもなくてもどっちでも良いモノに価値は無いと思うようになったからだ。そう考えるようになったのは、リーンスタートアップのミートアップに参加してからだった。詳しくは、この スライド を。
とにかく、アジャイルサムライを読んでインセプションデッキに触れ、リーンスタートアップで問題解決の大切さに触れた時から、そう強く思うようになった。でも、実際には期間であったり、予算であったり、人員であったりと人によって回答は様々。やはり、自分が置かれている状況によって、見えているモノ、見ているモノが違うんだなと実感した。誰が合っていて、誰が間違ってるかじゃない。その人の状況によって異なるんだという客観的な視点から見た感覚が味わえた。
あと、スライドを作る為には、様々な情報が必要だという事と、プロジェクトについて真剣に向き合って皆で意見を出しあう事の大切さを学んだ。言いたい事が言い合える、良い事は良いって言えて、悪い事は悪いって言える、そんなチーム作りが大切だな。
試しに作ってみた
実は一度だけ、過去に携わったサービスについて、サービス完成後にインセプションデッキの一部を作成した事がある。
- 我々はなぜここにいるのか
- エレベーターピッチ
- パッケージデザイン
結果、満足の行くスライドは出来上がらなかった。つまり、よく考え抜いておらず、浅はかでどうでも良いモノを作り出してしまっていたという事を身を持って体験した。ちゃんと考え抜いていればスライドは完成していたはずだと。
まとめ
次に何か作る時、インセプションデッキを活用して、自分が納得出来るモノ、皆が納得出来るモノ、共通認識を持った上でプロジェクトを進めたいと思った。
余談
VOYAGE GROUP へ遊びに行く時は、いつもフロアに置いてある金メダルを持って帰ってる。初めて金メダルを貰った時、自宅でチョコレートの箱の上に置いておいたら、娘と嫁さんがチョコと間違ってかじってしまったエピソードも。そして、この前、ディズニーランドに行った時、その金メダルを娘がコートに忍ばせていた事に気付いた時は驚いた。娘の完全なオモチャになってます。また、遊びに行った時は持って帰りますぜ。