2012/02/03(金)に、秋葉原で開催された Ruby 東京プレゼンテーション2012に参加した。Ruby とは?というエンジニア向けの突っ込んだ内容ではなく、Ruby を取り巻く環境について、現在どうなっているのか、今後どうなって行くのか。Ruby を切り口として、色々と新しいビジネスを発見する場として提供された感じでしたね。
感想
一言で全体的な感想を言えば、う~ん・・・という感じだった。特にビジネス寄りのセッションは。多分、俺はメインターゲットじゃなかったんだろう・・・企業同士がコネクションを作る場だな、きっと。スーツ率も超高めだったし、完全アウェーだった。
登壇される方々のメンツもスゴかったのだが、如何せん、自己紹介タイムが長い。これだけで20分くらい使って、テーマに沿って議論するという本質的な時間もあんまり取れなくて残念だった。テーマ設定も大き過ぎるし、その割に議論する時間も少なかったしね。
なぜ、Ruby か
これは開発コストが削減出来るからっていうのが多かった気がする。PHP や Java、Ruby を初心者に教えて、全く同じ仕様のモノを作らせたら、Ruby の開発コストだけ約半分だったそうな。それだけ、開発コストを抑えられるって、Ruby スゲーな!って思った。でも、俺はエンジニアなので、「開発コストが下がるぜ!」よりも先に「いや、楽しい~!」が来る。やっぱり、見ている視点が違うのかなーって感じた。
現状、Ruby は色々な業界で実際に使われ始めていて、今年からは Ruby が特別じゃなくなるんじゃないか?と話していた。Java みたいに定着して、どんどん Ruby が流行ると良いっすね。
軽量 Ruby
後は、軽量 Ruby に少し未来を感じた。今年にはオープンソース化されるそうだが、現在開発中の軽量 Ruby を実際に使って、どこまで組み込み可能なのか、研究をした結果の発表を見た。ヒーターを iPad から遠隔操作でオンオフしたり、自販機のランプ点灯を制御したり、ルーターからツイートしたり。全て組み込み部分に軽量 Ruby が使用されていた。
大学卒業して最初に入った案件が C による組み込み系だったんだけど、まさか、それを Ruby で書ける日が来るなんて、ちょっと信じられない。まだまだ、これからって感じはするけど、Ruby の新しい未来を感じられた。Ruby が出来れば、WEB も組み込みも両方イケちゃいます!そんな未来が来るのかなーなんて。
LT
最後の LT は、Heroku、DoorKeeper が良かったかな。おー、やっと自分に関連する領域が来た!みたいな、「Gem」って言葉、今日初めて聞いたぜ!みたいな感じ。
まとめ
色んな広告というか、宣伝的な部分も多かったので、半日割いて行く価値があるかと言うと、俺は完全に対象外だったな。こればっかりは行ってみないと分からないんだけど・・・。でも、ビジネス的なコネクションを作りたい人には良いかもね。
という訳で、Ruby の未来を感じた半日でした!