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FAKELOG

思うがままに書き殴るブログ

『ゲーム作りのはじめかた』を読みました!

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発売当初から気になっていたヤツ

2014年06月30日に出版された書籍なので、もう半年以上前になるんだけど、実は、発売当初からずっと気になっていたんですよ。というのも、この書籍の紹介ページが斬新過ぎて、度肝を抜かれたんですよね。まぁ、騙されたと思って、一度、見て来て頂ければ分かると思います。

どうですか?見て来ましたか?

最初は、なんてフザけた紹介ページなんだ!なんて思ったんですけど、この書籍を執筆している方は、現役のプランナーさんです。この紹介ページも、きっと、敢えて狙っているんでしょうね。最初にこの紹介ページを目にしたとき、ついつい、最後までスクロールして読んでしまいました。良く出来ている紹介ページだと思います。他の書籍とは、完全に一線を画していると思い、すぐに、Amazon のほしい物リストに入れたまま放置していたんですけど、最近になって、ようやく、購入に踏み切りました。

ゲーム作りの奥の深さに引き込まれる

ゲーム開発に携わっているひと、全員、一回読んだ方がいいよ!ってくらいの良書でした。書籍のタイトルにもなっている通り、ゲーム作りをはじめるために必要となる考え方が、丁寧に、事細かく書き込まれています。Unity の使い方を覚えられることはもちろん、どうやって、ゲームのクオリティを高めて行くのか、そのアプローチの方法についても言及されていて、プランナーさんの思考回路がどうなっているのか垣間見ることが出来ます。

サンプルゲームを題材にして、企画の段階から、Unity による実装の落とし込み、レベルデザインによるブラッシュアップまで、一連のゲーム作りの流れが学べます。全編を通して、非常に読みやすくて、分かりやすい解説になっています。読んでいる内に、どんどん引き込まれていく感覚になった書籍は、本当に久し振りっていう感じがしますね。

なんて言うんでしょうか、言葉の使い回しが非常に上手という印象を受けました。難しい専門用語をビシバシ並べて、ガチガチに固めの解説をしているような技術書あるあるの印象は一切ありませんでした。Unity 入門書としても、ゲーム作りの入門書としても最適ではないかと思います。

ゲームはただ動けば良いってもんじゃない

Unity にしろ、Corona SDK にしろ、実装方法について勉強すれば、それなりに動くゲームは作れるようにはなるでしょう。でも、その動くゲームが本当に面白いかどうかは、また、別次元の話しです。面白いゲームを作るには、面白いとは何か、楽しいとは何か、それを構成する要素とは一体何なのか、それらを知り、適切に使いこなす必要があります。

こういった、プログラミング以外の部分について、おおよそ、書籍の半分くらいのページを割いて、解説されています。私としては、Unity 自体の使い方よりも、こちらのいわゆる、ゲームデザインに関する部分の方が発見が多かったです。

面白いって何だろう?

書籍内では、「面白い」をこう定義しています。

目標を達成するために、どうすれば良いのかを考え、 行動しているときに、「面白い」と感じる。

文字に書き起こすと味気ないんですけど、実際に、自分がゲームをしていて集中しているときの状況を想像してみると、まさに、このような状態にあると思います。パズルゲームであれば、高得点を叩き出すために、常に先読みしながらプレイをしていますし、RPG であれば、手強いボスを倒すために、どのキャラクターが、どのターンで、どの攻撃、回復をするか、考えながらプレイしています。まさに、その状態にあるとき、面白い!面白い!と思いながらプレイしているわけではありませんが、面白いが故に、時間が経つことも忘れて熱中してしまうわけですよね。

この「面白い」っていう感情をどうやって、ゲームを通じて作り出すか、そこが肝になってくるわけですね。

面白さの作り方

書籍を読んでみて、一番、勉強になったというか、これから、意識しておくべきだなと思った点は、面白さの作り方についての解説部分です。面白さを構成する基本的な要素として、以下の項目が挙げられていて、これらを良く考えて頭を悩ませることで、面白さを作り上げて行くわけですね。

  • 目標
    • ないと始まらない
    • ギリギリ、クリア出来るか、出来ないかくらいの難しさ
    • 成長に合わせて難しくなると良い
  • 考察
    • どうすればうまくいくのか
    • メリットとデメリットを提示して選択させる
  • 行動
    • レッツアクション!
    • 考察を試す
  • 結果
    • ミスったとしても得たいもの
    • わかりやすいミスを作る
  • 褒美
    • 成功したら褒めてほしいの!
    • リスクとリターン

更に、面白くするために必要となる要素として、以下の項目が挙げられています。

  • たくさんの目標を
    • 長く遊べるように!
  • 目標に変化を
    • 長く飽きさせない!
  • 繰り返しに変化を
    • 繰り返し続けても楽しく!

この辺りのページは、何度も何度も読み返して、体に染み込ませた方がヨサソウですね。これを知っているかどうか、考えているかどうかで、大きな違いを生みそうです。

ただの Unity 入門書ではない

だからこそ、タイトルが『ゲーム作りのはじめかた』になっているではないかと思います。Unity はゲームを作るための、一つの方法として採用されているだけで、あくまでも、面白いゲームを作るという部分にこだわって解説がされている、というところが非常に好感を持てます。

うん、また読もう。

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